パチスロ業界は規制を受け、機械割が変動した影響で衰退しています。

現行の規制について

パチスロ業界が衰退した理由は、相次ぐ規制の影響を受けたからに他なりません。
パチスロの全盛期は90年代から2000年代半ばまでの4号機時代。その後、5号機・6号機と進化するにつれてパチスロ業界は衰退しました。
また、2020年4月にはホール内(遊戯スペース)での全面禁煙化が行われ、愛煙家のパチスロ離れも加速しています。

 

4号機が規制された理由

4号機はリプレイを導入するなど、3号機よりもコイン持ちを良くして遊びやすくする目的で1992年に導入されました。
しかし、徐々に規制の盲点をついた爆裂機(AT機やST機)が登場していき、射倖性が高まっていきます。
結果的にパチスロで多額の借金を背負う人が増え、大きな社会問題となります。
さらに、初代北斗の拳が大ヒットしたことを受け、パチスロ人口が増加しすぎたことも問題視されます。

 

結果的に4号機で高まりすぎた射倖性を低下させることと、ギャンブル依存症に陥る人を減らす目的で規制を強化した5号機へと移行していきます。
当時は消費者金融が全盛期を迎えていたことも、ギャンブルによって借金を背負う人の増加に大きな影響を与えました。
(参考記事:01_4号機爆裂機種が打てる)

 

5号機から6号機へ

2019年より5号機の人気機種が撤去されはじめ、2021年には全ての5号機が検定切れで完全になるなる予定です。
5号機は射倖性(出玉スピード)の低下とスロット人口の調整には一定の効果を出したものの、時間はかかるけど一撃1万枚、さらには2万枚以上も可能にした爆裂機種が、結局規制の盲点を突いて登場しました。
結果的に4号機と同等に大負けする人や借金を背負う人が相次いだため、さらに遊びやすくした6号機への切り替えが2018年より進められています。

 

6号機の規制

6号機が登場した背景には、一撃万枚以上を出せるけど1日に10万円以上負けることも珍しくない、といったハイリスク・ハイリターン機種が横行したためです。
そこで6号機は大昔のパチンコで定番だった出玉リミットが設けられ、1回の大当たりやARTで最大2,400枚しか出せない、という仕様になりました。

 

2,400枚出した場合は通常(低確)状態に戻すルールがあるため、それ以上の枚数を爆発的に出すことはできません。
パチスロは規制の盲点をついて出玉性能を高めながら進化した歴史を持ちますが、6号機の2,400枚規制は問題点を克服することが困難で、規制が緩和されない限りはかつてのような高射倖機は出せないでしょう。
一日で万枚を出す事例も極端に低下し、想定以上のパチスロユーザー離れが深刻化しています。

 

機械割の変化

オンラインパチスロで人気の4号機が如何に凄いかは、機械割を見れば分かりやすいです。
設定6における世代別の機械割最大値をご覧ください。

 

4号機:261.6%※
5号機:119.99%(上限値)
6号機:114.99%(上限値)

 

※4号機最強の機械割は神輿という機種で、上位ATでは25,000枚か50,000枚の指定した枚数までATが終わらない化け物機種でした。
メジャーな機種ではミリオンゴッド(初代)の159.0%などが挙げられます。

 

6号機の設定6

機械割だけを見れば6号機は5号機と大差がないように思われがちですが、設定6の機械割が高い6号機は勝率が高いけど1日に大勝ちできない仕様になっています。
たとえば6号機の人気機種「リゼロ(Re:ゼロから始める異世界生活)」の場合、弱ATの出玉は平均300~500枚。強ATの場合は中央値で1,000枚以上。完走すれば2,400枚です。

 

設定6は当たりが軽くてAT突入率が高くなりますが、弱ATの比率が高くなるため運が良ければ低設定の方が大勝ちできると言われています。
高設定時の勝率自体は高くなりましたが、設定6を掴んでも微益で終わることが多く、設定に関係なく投資が嵩むと取り返すことが困難となっています。

 

さらに、ユーザー離れが進んだことでホールは6号機に設定を使えなくなり、低設定稼働が中心となりました。
負ける時は相応の金額なのに対し、勝つ時はリターンが少ない負のループに陥っています。
現行の6号機とは違い、低設定や大ハマリをした状況でも一撃で捲れる期待が持てたことが、4号機・5号機が古くなっても人気の衰えない最大の要因です。